あいたいじに 相対死

男女、二人の合意で自殺すること。「相対死」は奉行所などで使う公用語。一般的には情死、心中ともいう。元禄(1688~1704)期以降心中が実際でも芝居でも相乗作用で大流行し、時の幕府は享保7年(1722)心中物出版、上演の禁止令を出した。(小宮暁子)

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『鳥辺山心中』[左から]若松屋遊女お染(中村時蔵)、菊地半九郎(松本幸四郎) 平成13年3月歌舞伎座