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たんだいのいん・かんごうのいん 探題の印・勘合の印

政治や貿易実務の上で、印鑑は大変に重要なもの。これも大事な宝物である。探題とは鎌倉時代の地方長官的な立場を差す言葉で、その政務に用いられたのが探題の印ということだろう。『暫』では、源頼義の子加茂次郎義綱が天下を狙う悪人の清原武衡に奪われる大ピンチに。勘合の印とは、海外との勘合貿易で正規の取引であることを証明するために使われた印鑑ということで、『積恋雪関扉』では、天下を狙う大伴黒主がこれをひそかに横領している。(前川文子)
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