歌舞伎独特の衣裳。着物の丈が短く、裾(すそ)の両脇に切れ目が入ったもの。威勢良く大勢で登場する捕手(とりて)がよく着ており、そうした役柄を表す言葉にもなっています。色や柄の違いによって、花四天、黒四天などがあります。裾に「馬簾(ばれん)」という房がたくさんついているものもあり、身体を動かすたびに派手に揺れて華やか。
四天はその他大勢の役者が着ることが多いのですが、着物の布を金襴(きんらん)や緞子(どんす)などの上等なものにして、大盗賊などの主役クラスの役が着用することもあります。(田村民子)
歌舞伎の役柄>立役>四天[役柄] もご参照ください。
【写真】
『南総里見八犬伝』犬飼現八信道(市川右近) 平成27年7月歌舞伎座
四天はその他大勢の役者が着ることが多いのですが、着物の布を金襴(きんらん)や緞子(どんす)などの上等なものにして、大盗賊などの主役クラスの役が着用することもあります。(田村民子)
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【写真】
『南総里見八犬伝』犬飼現八信道(市川右近) 平成27年7月歌舞伎座