ぶっかえり ぶっ返り[衣裳]

ぶっ返りは、上半身の着物を腰から下に垂らして鮮やかな柄の裏面を見せることで、役の性格が大きく変わったことを表現する仕掛けです。隠していた本性を明かすことを表し、『一条大蔵譚』や『関の扉』など、重要な人物の内面を表す場面でみられます。(田村民子)

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【写真】
『鳴神』鳴神上人(坂東三津五郎) 平成17年1月歌舞伎座