春興鏡獅子 シュンキョウカガミジシ

登場人物

主な登場人物

御小姓弥生【おこしょうやよい】
千代田城(江戸城)の大奥に仕える女小姓。鏡開きの日に、茶を点てていたところを老女と局に連れられて、将軍の前で余興のため踊りを披露することになる。
獅子の精【ししのせい】
能「石橋」から取り入れた中国の伝説上の霊獣。文殊菩薩の足もとに棲み、牡丹の花に戯れるとされる。隈を取り長い毛を振るわせて、人間ならぬ勇壮な動きを見せる。
胡蝶の精【こちょうのせい】
可憐な蝶の精が二人で登場し、後半には獅子の精とともに踊る。ふつうは子役が踊り、愛らしい振りがついているが、成人が踊るには非常な体力が要るという。