作品の概要
執筆者 /
橋本弘毅
演目名 | 新版歌祭文~野崎村 |
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作者 | 近松半二、ほか |
初演 | 人形浄瑠璃―1780(安永9)年9月 大坂・竹本座 歌舞伎―1785(天明5)年5月 大坂・中村粂太郎座(中の芝居)【諸説あり、詳細不明】 |
概要 | 上下二巻からなる世話浄瑠璃。大坂で実際に起こった心中事件をもとに、門付(かどづけ)芸の歌祭文(うたざいもん)に謡われたお染久松の物語が世間で大人気となった。「新版」はその新バージョンという意味で、先行作品の趣向を取り入れながら、お家騒動の趣向を入れて独自に創作し、「野崎村」の場を加えた。久松はもと武家の出だが、重宝の刀を紛失した罪で家が断絶し、刀を手に入れ家を再興しようとするが、奉公先の油屋の娘お染と恋仲になり、ついには心中してしまう。歌舞伎ではお光を中心とした悲恋物語の「野崎村」のみが上演されている。 歌舞伎での初演時期についてはいくつか異説がある。 ★トップページ・タイトル写真★ 舞台全景 平成25年8月歌舞伎座 |
過去の 公演データ |