加賀見山旧錦絵 カガミヤマコキョウノニシキエ

作品の概要

執筆者 / 橋本弘毅
演目名 加賀見山旧錦絵
作者 容楊黛
初演 人形浄瑠璃―1782(天明2)年1月 江戸・薩摩外記座
歌舞伎―1782(天明3)年4月 江戸・森田座
概要 もとは『加々見山旧錦絵』という外題だが、歌舞伎ではその六段目・七段目にあたる部分を脚色し、外題も『鏡山旧錦絵』(または『加賀見山旧錦絵』、現在の文楽ではこの外題で上演される)として上演している。江戸時代には、御殿女中たちが宿下がり(帰省)する三月に上演して、何かと気苦労の多い御殿女中たちが憂さを晴らしたといわれる。この話の後日談として『加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)』という作品がある。


●トップページ・タイトル写真
[左から]中老尾上(坂東玉三郎)、局岩藤(尾上菊五郎)、剣沢弾正(市川左團次) 平成17年10月歌舞伎座

●ページ公開日 平成26年12月1日
過去の
公演データ