連獅子 レンジシ

登場人物

主な登場人物

狂言師右近 後に 親獅子の精【きょうげんしうこん のちに おやじしのせい】
壮年の狂言師。狂言師は大名家の奥向きで歌舞伎舞踊を披露したという。親の獅子頭を手に舞い、親獅子が子を鍛える厳しさと深い情愛を表現する。のちには白い毛の勇壮な親獅子の精となって現れる。
狂言師左近 後に 仔獅子の精【きょうげんしさこん のちに こじしのせい】
年若い狂言師。子の獅子頭を持って舞い、谷底へ突き落されても、親の深い情愛を知って勇み立つ仔獅子を表現する。後半は若々しい赤い毛の仔獅子の精になって現れる。
法華僧蓮念【ほっけそうれんねん】
修行のために清涼山に来た法華宗の僧。唱えるお題目は南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)。遍念と道連れになるが、宗派が違うことで仲たがいし、太鼓を叩いてお題目を唱える。
浄土僧遍念【じょうどそうへんねん】
浄土宗の僧。唱えるは南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)。修行にやってきた清涼山で蓮念と仲たがい。自分の宗派の素晴らしさをアピールしようと、一心にお念仏を唱える。